プラグインハイブリッド
トヨタ自動車は7月25日、家庭で充電が出来る「プラグインハイブリッド」を国土交通省より大臣認定を取得したことを発表し、今年の秋にも8台のプラグインハイブリッド(PHV)で公道での走行実験が行われる予定です。
プラグインハイブリッド車とは?
トヨタ自動車が開発したPVH車は、プリウスのバッテリー(ニッケル水素電池)2セット搭載してるのとモーター制御プログラムの違いで、あとはほとんど同じといえます。
プリウスのEV走行は2〜3kmしか走行できなかったですが、PHVは1回の充電で13km(10・15モードにて)も走行が出来るのです。また最高速度は時速100km。
充電時間は家庭用コンセント100Vで3〜4時間、海外などの200Vであれば1〜1.5時間で充電ができます。
時速100kmを超えた時やバッテリーの電力を使い切った場合は自動的にエンジンが動き、普通のハイブリッド車として走行します。
この結果今までのハイブリッド車よりさらに二酸化炭素の排出を減らすことができ、さらに深夜電力で充電すれば燃料代を約40%もカットできるのです。
今後の課題について
PHVの課題はまだまだたくさんあると思われる。
まずEV走行での13kmをどこまで伸ばせるかが勝負どころだと思われる。走行距離を伸ばそうとしてバッテリーの容量を大きくしようとするとバッテリー本体の大きさが大きくなったり、重量も増えてしまう。またコストも上がり販売価額が高くなってしまう。このことから今後の実験でバッテリーと走行距離のバランスをどのようにしていくかが気になるところだ。
H19年9月7日
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