・駆動方法→FR
・エンジンの大きさ→直列6気筒1998cc
・燃費→13.0km/L
・燃料→レギュラーガソリン
車の特徴
このクラウンセダンマイルドハイブリッドは普通のハイブリッドと仕組みがまったく違います。
先にマイルドハイブリッドの仕組みを書きたいと思います。
マイルドハイブリッドは、普通のハイブリッド車と違って大きいバッテリーを積んでいなくてモーターも普通のハイブリッド車は付いていないモーターを積んでいます。
普通どの車にも12Vの2次バッテリーを積んでいて、その12Vバッテリーを充電するためにダイナモが積んであります。マイルドハイブリッドでは、12Vバッテリーを充電すダイナモが普通とは違い、充電もするが、逆に電気でモーター(ダイナモ)を動かして、それをタイヤにつなげるシステムになっています。そのため、モーターを動かす時は12Vバッテリーではなく、別の36Vの2次バッテリーの電気でモーター(ダイナモ)を動かします。
ちなみに、普通のハイブリッドでは無い仕組みがマイルドハイブリッドには付いています。それは、信号待ちとかでエンジンが止まっていてもエアコンをモーター(ダイナモ)を駆動し作動させる機能が付いています。ですので、しばらくエンジンが止まっていられるのです。ちなみに、普通のハイブリド車(プリウスは違いますけど)はエンジンでエアコン装置を動かしているので、信号待ちをしてても良くエンジンがかかったままです。(たまに止まりますけど)
まとめると
・発進時は36Vバッテリーから来る電気を使いモーターでタイヤを動かします。
・通常走行ではエンジンのみで走りつつダイナモからインバーターを通して12Vと36Vのバッテリーを充電させます。
・減速時はエンジンを止めてタイヤから来る動力をダイナモからインバーターを通して12Vと36Vのバッテリーを充電させます。
・停止時は、エンジンが止まります。
←これがマイルドハイブリッドの構造図です。(トヨタHPから撮りました)
次に、このクラウンセダンマイルドハイブリッドの特徴は、まずマイルドハイブリッドはこの車しか使われていない事です。なぜなのかはよくわかりませんが、いまいち人気が無いと思います。
マイルドハイブリッドはそんなに燃費がよくないことです。リッター13.0kmは、ハイブリッドと名が付くわりには悪いと思います。このクラウンセダンはマイルドハイブリッドと、マイルドハイブリッドに使われているエンジンとまったく同じエンジン(ハイブリッド機能が無いグレード)を積んだクラウンセダンがあります。そして、普通のクラウンセダンの燃費はリッター11.4kmとあまりマイルドハイブリッドとあまり燃費の差が無いのです。このことからこのハイブリッドは燃費を重視しているわけではなく、あくまでアイドリングを減らすためのハイブリッドシステムだと思います。
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